2017年2月5日日曜日

ハイパーブックレット - ビジュアルアーカイブ 「ベルツノガエル」


YILハイパーブックレット - ビジュアルアーカイブ 「ベルツノガエル」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。ここは本書巻末のQRコードから閲覧できる専用ページです。
本書で書ききれなかったことや修正したいこと、動画など、紙媒体では表現できなかったことなどを追記させていただきます。


撮影機材
ボディ:Nikon D2xs、D300s Nikon1 V1、V2
レンズ:Nikon AF Zoom-Nikkor 24-85mm F2.8-4D(IF)、Nikon AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)



1990年前後、当時は熱帯魚を飼っていたのでよく熱帯魚店に出入りしていたのですが、そこに奴はいました。その頃はまだ珍しかったのでずいぶん高かった覚えがあります。
それでもこの2頭身のカエルは魅力的で、連れて帰らずにいられませんでした。
それが最初の出会いです。
それから30年が経過し、国内繁殖も盛んになり、当時は雑誌の記事などで書かれていた幼生のころの様子なども身近に観察できるようになりました。
今回は縁あって幼生から生体までの撮影を請け負ったので、記録としてまとめることにしました。


幼生:ベルツノガエルの、いわゆるオタマジャクシ。藻とかではなく、イトミミズや専用のフードを食べ、成長していきます。
下:あっという間に小さな後足が生えてきます。
スケール全長は50㎜。



上:食べ過ぎかと思うほど良く食べ、どんどん成長します。顔立ちもはっきりしてきました。
下:後足をどうにか下から撮りたくて苦労しました。かなり伸びています。



上:体表の模様も現れはじめ、背中はうっすらと緑色を帯びてきます。
下:体表の模様はずいぶんベルツノガエルらしくなってきました。


噂の歯:「ベルツノガエルは幼生の頃から肉食で、オタマジャクシの時から鋭い歯が生えている」という話を昔から聞いていて、いつか確認したいと思っていました。
この黒いものが歯です。変態の途中で脱落するようですが、脱落したものは確認できませんでした。


上:体内で成長する前足。これはベルツノガエルに限ったことではなく、多くの両生類共通のようですが、「後足は徐々に生え、前肢は体内で成長してある日突然出現する」という事実も確認できました。小学生の頃、オタマジャクシからカエルになる変態の過程を皆見ているはずですが、その事実をきちんと覚えている人は少ないようです。身近な人10人くらいに「カエルの前足は体内でできて、ある日突然出るんだよ」と言っても皆「うそだー」と信じてくれませんでした。
これは小学校の教育問題かもしれません。


前足出現:ある日皮を破って出てきます。片方は内鰓の出水孔から出ます。



4本の足が出そろい、肺呼吸がはじまります。尾はまだ立派なものがついています。
口はまだ幼生と同じおちょぼ口です。



口が横に広がり、カエルらしくなってきます。
尾もずいぶんと細くなってきました。



尾は小型化し、それ以外はベルツノガエルらしくなってきました。



尾は吸収されていきます。



後姿。


残すところわずかです。



ほぼカエルです。


口腔内:幼生の頃の歯はなくなり、代わりに口唇部に細かい歯が沢山生えています。



変態終了:カエルです。










「ツノガエル」のゆえんであるツノが顕著になってきます。



生体:良く食べ、どんどん成長します。



人をも食べようとする、立派なベルツノガエルに成長しました。

動画




成長記録動画


体の中に完成された手が!